ご相談が多くなってきたアルピーヌA110エアコン効かない問題。
特に2018年~2020年ごろの車両はエバポレーターからの漏れが多いですね。
誤解のないようにお伝えしますが、エバポレーターからのガス漏れは世界中のどのような車両でも非常に多く発生しています。
アルピーヌA110に限った話ではありません。
輸入高級車でも軽自動車でもエバポレーターの設計に大した違いはなく、漏れるときは漏れるという言い方になってしまいます。
A110の場合は、傾向として2018年~2020年ごろの車両に多く見られるという事になります。
以前のブログでも紹介しましたが、圧倒的に修理代が高額となるのがエバポレーター(車内熱交換器)からの漏れ。
エバポレーター本体の金額も高いうえダッシュボード取り外しが必要となり、工賃ウェイトも高くなります。
そのため、保証期間が過ぎていて高額な修理費用の捻出に躊躇している方向けに、当社では漏れ止め剤による修理を実施しています。
目安として0.5MM以下程度の穴でしたら塞がる可能性が高いですね。※修理剤製造元参考値
ただ、走行を重ねていくうちに穴が広がってしまうような場合は、再び漏れる可能性もあります。
そういった意味では直ればラッキーくらいに考えていただくほうが適切ですね。
なお、接続ジョイントからの漏れなどの場合は修理金額はそれほど高額とならない為、正規修理をお勧めします。
また、コンプレッサーシャフトシールからの漏れの場合は漏れ止め剤では直りません。
既に診断でエバポレーターからの漏れと判定されていて、かつ保証期間が過ぎていて修理費用の捻出に躊躇する場合はお問合せフォームよりご相談ください。
ノンポリマー剤を使用しているため、配管内での固着や他部位への悪影響もありません。
mau (木曜日, 11 7月 2024 17:24)
タイムリーな話をありがとうございます。
先日、1週間ぶりに動かしたところ私のA110も突然、温風しか出ない状態になりました。リコール対応を待つようなオーナーブログも見たことがありますが、難しいのでしょうね。
近々ディーラー入庫しますが、場合によっては相談させて頂くかもしれません。
TECH PERFORM (木曜日, 11 7月 2024 17:42)
コメントありがとうございます。
ガス漏れによりエアコンコンプレッサーの焼き付きなどでエンジンストールを引き起こすような事態となるとリコール対象となりますが、通常はガス圧が下がるとコンプレッサーの稼働を止める制御が入るため焼き付くような事はありません。
そういった意味ではリコールに該当しないと思います…
せめて、サービスキャンペーン(メーカーの良心で無償対応)になれば良いですけど、難しいでしょうね…